エアコンの清掃の必要性について
暑い夏が過ぎ秋を迎え身も心も冬の準備に入るはずが・・・最近の気候のせいで急に冬前の状態に戸惑う今日この頃です。今日はエアコンの清掃についてお話させていただきます。エアコン使用前にハウスダストの原因でもある夏に吸い込んだホコリや汚れを掃除されますね?この清掃ですがハウスダストの問題だけでは無く、エアコンの運転能力を維持する為にも必要な事なのです。また「フィルターだけを掃除すれば良い」と考えている方もおられますがエアコンは室内の空気を吸い込んで冷やしたり暖めたりして循環させます。その際にフィルターを通り室内機の中にある「熱交換器」という部品を通ります。大きなゴミやホコリはフィルターで止まりますが、細かいゴミやホコリが熱交換器にたまります。このゴミが熱交換器にたまりすぎると機能を発揮できずに機能低下や故障の原因にもなります。よくホームセンターなどで販売しています「エアコン洗浄液」などを購入し吹き付けて完了という流れが一番、お財布にも優しく短時間で出来てありがたいのですが、私のお客様で毎シーズンご自分でスプレーを吹き付けこまめに掃除をされている方のエアコンが壊れ、メーカーを呼んで修理を依頼したのですが故障原因を聞いて驚いた事があります。「エアコンの室内機にある熱交換(フィルター後ろの銀色のカッターの刃のようなかたまり)に汚れが溜まり室外機の圧縮機(エンジンみないな物)に負荷が掛かり圧縮機が故障した」との診断でした。お客様も「熱交換器はこまめにスプレーで清掃しているのでありえない」とおっしゃいましたがメーカー担当者いわく「スプレー液が熱交換器の奥深くでゴミと一緒に溜まる事もあり、液自体を完全に洗い流さないと故障の原因になる。市販の洗浄液が全て悪いとは言わないが毎回使用すると長年詰まったゴミや液が蓄積されて故障の原因になる事もあるので、洗浄専門のプロに依頼し、たまにスプレーを使う程度に抑えた方が良い」と説明を受けた経験があります。実際に長年スプレーを使っても問題無い方もおられるでしょう。しかし確実に言える事はプロがやる清掃の方がパーツをばらして清掃するので、奥深くまで綺麗に清掃が出来る事でエアコンの運転能力も保持し寿命も長く使用出来るという事です。特に業務用エアコンの場合は、エアコンが故障している事によりお客様が不快な思いをする場合もありますので、年に2回はプロによる清掃をお勧めいたします。